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能登半島地震特集落語寄席に大笑い 輪島 200人被災疲れ癒やす
能登半島地震の被災地、輪島市町野町の高野山真言宗天王寺で、「能登に元気を」と落語寄席が開かれ、訪れた約二百人が大笑いして被災の疲れを癒やした。 恒例の花まつりに合わせ、横浜市にある同宗派の寺院などが被災者支援に開いた。寄席では落語家三遊亭愛楽さんが古典落語で字が読めない夫婦のつや話、「目薬」を披露し、大いに会場を沸かせた。 地元の女性(77)は「地震で家の瓦は傷むし、墓石は倒れるし被害はあったけど、きょうの話はまんで良かった。久しぶりにのんびりできたわいね」と笑顔をのぞかせていた。 住職の広沢佑昇さん(60)は「地域の人に少しでも心を癒やしていただいて、また復興に向け一歩ずつ歩んでいっていただければ」と話した。 (島崎勝弘)
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