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能登半島地震特集

仮設住宅 さらに30戸 門前・道下地区に

 能登半島地震で、石川県は30日、被害が最も大きい同県輪島市門前町道下地区に新たに30戸の仮設住宅を建設する方針を明らかにした。一方、同日現在で個人や企業などから県に寄せられた義援金は計約1億2400万円、救援物資の申し出も242件に上ったことが県のまとめで分かった。

 仮設住宅の建設予定は同市内の3カ所と穴水町1カ所の計130戸に上り、県は来月末までに100戸の完成を予定。追加の30戸についても早期の建設を目指す。また、第3セクター「のと鉄道」は30日の始発から5日ぶりに運行を再開した。

 一方で、同日午後1時現在、依然として、県内の54カ所で1145人が避難生活を送っている。輪島市門前町の一部の避難所では、被災者が行政側に不満を述べる一幕もあり、高齢者を中心に長引く避難生活でのストレスが懸念される。

 義援金は同日午後5時現在で企業や個人から700件寄せられ、総額で1億2418万円5265円に上った。県によると「とにかく復興に役立ててほしい」と匿名で手渡しするケースもあるという。

 

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