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能登半島地震特集

車中生活の男性病院へ 心筋梗塞?今震災で初

 石川県輪島市門前町で29日午前5時10分ごろ、自宅前の車内で寝ていた能登半島地震の被災者の男性(44)が「胸が苦しい」と訴えて病院に運ばれた。今回の震災で車中生活者が病院搬送されるのは初めてという。同市災害対策本部は、車での生活を避けるよう被災者に呼びかけている。

 地元の消防関係者などによると、男性は心臓に持病があり、地震発生後から車で寝泊まりしていたとみられる。搬送時は心筋梗塞(こうそく)のような症状で、約1週間の入院が必要という。

 対策本部は地震直後から、疲れが取れにくく、エコノミークラス症候群の危険性もある車中生活を避けるよう呼びかけていた。今後、防災無線などであらためて注意喚起する。

 

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