石川県共同募金会（深山彬会長）は２９日、能登半島地震の被災者を励まそうと、１千万円の義援金を寄付したヤンキースの松井秀喜選手（３２）に対し、感謝状を贈った。松井選手の父昌雄さん（６５）と母さえ子さん（５７）が代理で受け取った。

　同募金会の池之上幸男事務局長らが同県能美市の「松井秀喜ベースボールミュージアム」を訪問。池之上局長らは「松井選手の温かい人柄を感じる。（間もなく開幕するシーズンでの）活躍もまた励ましになる」と感謝。応援のため、家族らと４月１日に渡米する昌雄さんは「秀喜にも伝えたい」と話した。義援金は松井選手の意向で、さえ子さんが２８日、能美市支会の根上支所に小切手を持参した。　（能美通信部・田嶋豊）