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能登半島地震特集

門前で断層を発見 地震引き起こした一部か

 金沢大学の石渡明教授(地質学)らの調査グループは28日までに、能登半島地震を起こしたとみられる北東−南西方向に延びる断層を、石川県輪島市門前町の2地区で見つけた。

 断層が見つかったのは門前町の中心部から北東にある中野屋地区と安代原地区で、地表がずれて隆起した跡が認められた。

 中野屋地区では、約8センチ横にずれ、断層が道路を斜めに横切り、西側の川のコンクリート堤にも破壊が生じていた。

 安代原地区では、約5センチ横ずれし、道路の舗装面や側溝が破損、西方延長線上の棚田やあぜなどにも亀裂が見つかった。

 南側が上昇した部分が認められ、今回の地震を引き起こした断層の一部が地表に現れてきたものと考えられるという。

 

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