石川県健康推進課は２８日、能登半島地震による避難住民の健康状況（２７日午後９時現在）をまとめ、発表した。それによると、避難者１２１７人のうち、有症状者（病気の症状のある人）が１８７人に上っていることが分かった。

　被害が大きい輪島市門前町は避難者８３４人のうち、有症状者が１１７人に達し、主な症状は高血圧５５人、不安４７人、不眠２５人。門前町を除く輪島市は避難者１６５人のうち、有症状者が２１人で、主な症状は高血圧、不眠、不安が各５人だった。

　志賀町は避難者１２６人のうち、有症状者が８人、穴水町は避難者７６人のうち、有症状者が４１人だった。

　有症状者については、救護所や巡回診療などで診療を受けている。