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能登半島地震特集

仮設住宅 まず80戸 石川県、輪島・穴水で着工へ

小雨が降る中、避難所の仮設トイレの前を傘を差して歩くお年寄り=27日午後8時21分、石川県輪島市門前町の諸岡公民館で(木口慎子撮影)

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 能登半島地震で、最大規模の被災地となった石川県輪島市などでの住宅被害に対応するため、同県の谷本正憲知事は27日、まずは同市で60戸程度、穴水町で20戸程度の仮設住宅を建設する意向を示した。家屋の全半壊戸数は詳細な調査が進むにつれて増加しており、県は、必要に応じて仮設を増やしていく。能登地域では同日深夜にまとまった雨の予報が出ており、同市などは対応を始めた。

 石川県が同日午後8時現在でまとめた県内の被害状況によると、輪島市などで住宅全壊は71戸、半壊は232戸に達しており、同市など2市4町の1681人が37カ所の避難所に自主避難している。

 この状況を受けて県は27日、仮設住宅設置に向けて地元市町との協議を開始。同日夕に開いた県災害対策本部会議で谷本知事は、輪島市と穴水町で早速、設置する考えを述べた。このうち穴水町では一両日中に着工の見通し。輪島市では旧輪島市、門前町にそれぞれ1カ所ずつ設置するという。今後も住民の意向調査をしながら設置を検討していく。

 一方、同市は、金沢地方気象台が同日夜から能登地方でまとまった雨を予報していることから、全半壊家屋を対象にシートで覆う作業を始めた。土砂被害の恐れもあるため住民に注意を呼びかけている。また2カ所の市営施設の風呂を近く開放する方針。

 このほか同県の調べでは、同県内のけが人は重傷25人、軽傷210人で、富山、新潟両県も含めた重軽傷者は252人となった。

 気象庁の観測によると、同日午後10時までに能登地域で253回の余震を記録した。

 

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