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能登半島地震特集避難所を出て 自宅片付けへ 輪島で高齢者ら現実から目をそむけたくなる震災から3日目の朝。避難所で生活するお年寄りたちは疲労を抱えながらも、気持ちを前に向け始めた。「おとろし(恐ろし)がってばっかりも、おれん」。余震は続く。それでも、炊き出しの朝食をとってから、自宅の後片付けへと足を運ぶ光景がみられた。 震度6強を観測した石川県輪島市門前町の諸岡公民館。200人弱が避難する。その隣接地に臨時のごみステーションが開設された。倒壊した民家のがれきや家財道具を積んだ軽トラックが次々と乗り付けた。 つぶれた食器棚、割れたガラス戸、粉々の屋根瓦、ビリビリの障子…。「(避難者は)少しずつ家に帰って片付けとる。せんなんことは山ほどある」。松下末吉さん(70)は、不燃可燃を仕分けしながら言った。
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