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能登半島地震特集

義援金詐欺に注意 石川県警「振り込み慎重に」

 石川県警や石川県消費生活支援センターは、3年前の新潟県中越地震で発生した義援金名義の振り込め詐欺など、災害につけこんだ悪質な犯罪に対し注意を呼び掛けている。

 新潟県中越地震では、中央共同募金会や日本赤十字社をかたり、義援金の振り込みを依頼する偽のはがきやメールが出回った。被災者の男性が自衛隊員を名乗る男にヘリコプターの緊急輸送費名目で300万円をだまし取られる事例があり、自治体、消防署員を名乗る例もあったという。

 同センターはホームページで「緊急情報」としてアドバイスを掲載。「公務員が被災者支援などで現金の振り込みを依頼することはない」「相手が公務員を名乗ったら役職と名前を聞き、後で確認を」「被災者本人や家族を名乗られても、確認がとれない場合はお金を振り込まない」と呼び掛けている。県警も被災地域を巡回し、啓発している。

 27日現在、県警や同センターに被害相談は入っていないが「不審に思ったら最寄りの警察署や消費者相談窓口に相談を」としている。相談は同センター=電話076(267)6110、または県警本部=電話076(225)0110=へ。

 

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