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能登半島地震特集M6以上確率10% 1週間ほど余震の恐れ 気象庁気象庁は26日、能登半島地震の余震活動について「今後3日間にマグニチュード(M)6以上の余震が発生する確率は10%」と発表した。同様に、M5以上の余震発生確率は70%。いずれも平常時の約千倍に相当する高確率だとしている。 M6の余震では震源付近で震度5強−6弱程度、M5だと震度5弱程度の揺れが予想される。同庁は「今後1週間程度は強い余震の恐れがあり、雨や余震で土砂災害が起きる可能性もある」として注意を呼び掛けた。 平常時だと、日本の内陸でM6以上の地震が3日以内に半径50キロ以内で発生する確率は0・01%程度、M5以上は0・07%程度とされる。 1995年の阪神大震災(M7・3、最大震度7)で、最も大きな余震は本震と同じ日のM5・4(最大震度4)。2004年の新潟県中越地震(M6・8、最大震度7)では、震度5弱以上の余震が18回も発生し、最も大きな余震は本震と同じ日のM6・5(最大震度6強)だった。 今回の余震回数は、新潟県中越地震や阪神大震災よりは少なく、徐々に減衰しているという。
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