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能登半島地震特集住民、片付けに追われ多数の家屋が傾いた輪島市門前町道下地区。住民は朝から自宅の後片付けに追われた。
割れたガラスが散乱し、柱が傾いた家の中で作業していた女性(61)は「着物だけでも運び出したい」と手を動かした。 外科の宮丸医院では医師や看護助手ら6人が、棚から落ちた薬を戻したり、壁が崩れた待合室を掃除したりした。薬を取りに来る住民もおり、宮丸冨士雄院長(81)は「診療できる状態ではないけど、いつも来ている患者さんもいる。できるだけ対応します」と話していた。 門前町内の6郵便局はいずれも通常通り午前9時から営業を始めた。道下郵便局の表野武局長(57)は「窓口スペースだけは空けた。奥はまだひどい状態」と語った。
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