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能登半島地震特集

海岸もがけ崩れ 上空ルポ

夜を迎え、無人のまま朝を待つ壊れた家屋=25日午後9時12分、石川県輪島市門前町で

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 【本社ヘリ「わかづる」から神谷浩一郎】屋根が地面にへばりつくような形に崩れた民家。数十基の墓石がすべて倒れた霊園−。25日夕、石川県の能登半島上空を飛んだ。

 特に被害が大きかった輪島市門前町地区では、木造家屋の大半で屋根瓦がずれたり地面に落ちたりして白っぽい屋根板がむき出しになっていた。

 海岸に目を転じると、切り立ったがけから幅も高さも数十メートルの範囲で土砂が崩落し、海沿いの道路を覆っていた。同じがけから転がり落ちた岩と土砂で、白い軽乗用車が道路の外側に押し出されていた。

地震でがけ崩れが発生、軽乗用車がのみ込まれた現場=25日午後3時19分、石川県輪島市門前町で、本社ヘリ「わかづる」から

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 半島を南北に走る能登有料道路では、あちこちで道の脇ののり面が崩れ路面の陥没も目立った。

 

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