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能登半島地震特集

うずくまる住民、道に亀裂 震度6強の輪島市上空

 ぺちゃんこにつぶれた古い家、道路に走る幾筋もの亀裂、路上には住民がうずくまる―。震度6強の地震に襲われた石川県輪島市の上空を25日午後、ヘリコプターから見た。

地震で倒れた石材店の灯ろうや石仏=25日午後、石川県七尾市

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 地震発生から約5時間後の輪島市門前町。山あいの川沿いに住宅が集まる。古い街並み。たくさんの瓦ぶきの民家が押しつぶされたように倒壊していた。貯木場の建物もつぶれ、木材があちこちに散乱。山の上にある墓地の墓石はほとんど倒れていた。

 つぶれてこそいないが、斜めに傾いたり、瓦がはがれたように落ちた家も。はしごで屋根に上り、青いシートを掛ける住民の姿もあった。

 何本も割れ目ができたアスファルトの道路上では、10人近くの住民が、緑色のテントの下でうずくまっていた。お年寄りの姿が目立つ。

 消防車や救急車は数台だけ。近くのガソリンスタンドは営業し、幹線道路では車も行き交っていた。

(共同)

 

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