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能登半島地震特集

5強程度の余震に警戒を

 石川県・能登半島で最大震度6強を観測した地震で、気象庁の鉢嶺猛地震津波監視課長は25日、記者会見し「今後1週間程度、最大震度5強程度の余震の可能性がある」として厳重な警戒を呼び掛けた。

 気象庁によると、被災地では震度4を含む活発な余震が観測され、25日夕まで100回を超えた。26日にも、予想される最大余震の規模と発生確率を発表する予定。

 津波の最大規模は、金沢市と同県珠洲市の約20センチだった。地震発生メカニズムが断層の横ずれパターンだったため、規模が小さくて済んだとみられる。

 鉢嶺課長は、被害状況確認などのため、地震機動観測班を現地に派遣することも明らかにした。26日以降、調査を始める。

 気象庁によると、石川県で震度6級の地震が観測されたのは、観測記録がそろっている1926年以降では初めて。

 震度5弱以上の揺れを観測したのは、2000年6月の石川県西方沖の地震(マグニチュード6・6、最大震度5弱)以来という。この時には最大24センチの津波が発生した。

(共同)

 

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