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全国

7裁判官全員が信任 最高裁国民審査

2017年10月24日 紙面から

 衆院選と同時に実施された最高裁判所裁判官の国民審査で、中央選挙管理会は二十三日、投票結果を発表し、七人の裁判官全員が信任された。審査対象は、二〇一四年の前回衆院選後に任命された小池裕、戸倉三郎、山口厚、菅野博之、大谷直人、木沢克之、林景一の各氏(告示順)。

 有権者が罷免を求めた率が最も高かったのは小池氏で8・6%、最も低かったのは林氏で7・5%だった。投票者数は五千六百五十四万二百九十五人。投票率は53・34%で、前回一四年より2・44ポイント上がった。

 国民審査は有権者が辞めさせたい裁判官の欄に×印を書き、有効票の過半数となった裁判官は罷免される仕組み。七人とも罷免を求める票が過半数に達しなかった。

 台風21号の影響で即日開票できない自治体があり、発表が遅れた。審査は今回で二十四回目。一九四九年の第一回以来、罷免された裁判官はいない。

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