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豊田さん、若狭さん、嘉田さん 及ばず涙

2017年10月23日 朝刊

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 秘書への暴行や暴言を報じられ、自民を離党した無所属前職の豊田真由子さんが埼玉4区で落選した。公示直前に「どん底から再出発させていただきたい」と出馬を決意した。自民、希望、共産、維新の各党が候補を擁立する混戦模様。業界団体の大半が自民新人の穂坂泰さんの支援に移るなど支持者離れが止まらず、苦戦を強いられた。

 東京都の小池百合子知事が代表を務める希望は、小池知事の側近で前職の若狭勝さん(東京10区)らが落選するなど、お膝元・東京の小選挙区では一勝二十二敗の厳しい結果に終わった。東京10区は、もともとは小池知事の地盤だった。

 無所属で立候補した嘉田由紀子さんが滋賀1区で落選した。自民前職の大岡敏孝さんに敗れた。嘉田さんは滋賀県知事を二期務めた高い知名度を生かし、子育てや防災、「卒原発」政策を進めると訴えて精力的に街頭や駅頭に立ったが、及ばなかった。

 栃木2区で自民の西川公也元農相が民進県連代表で無所属の福田昭夫さんに敗れ、落選した。党の年齢規定で比例代表には重複立候補していなかった。西川さんは自身が代表を務める党支部の政治資金問題を受け、二〇一五年二月に農相を辞任した。

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