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小池さん「おごりあった」 希望代表辞任は否定

2017年10月23日 朝刊

厳しい衆院選の情勢を受けて記者会見する希望の党の小池代表=22日、パリで(竹田佳彦撮影)

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 「非常に厳しい結果だ。私自身の責任を痛感している」。東京都知事の公務でパリに出張している希望の党の小池百合子代表は二十二日午後一時(日本時間同八時)、記者団の前に姿を現した。同党の苦戦にも、「党を立ち上げた責任がある」として代表辞任はきっぱり否定した。

 いすに腰掛けた小池代表の表情は硬く、両手は両膝で組んだまま。会見の冒頭、民進からの合流希望者の一部を「排除する」と発言し、希望に対する世論の風向きが変わったとされることについて、「皆さんに不快な思いを抱かせてしまったことは申し訳ないと思う」と陳謝。自身の態度に「おごりがあった」「政策本位を訴えながら、厳しい選挙にしてしまった」と反省の言葉を口にした。

 「敗因はこれからしっかりと分析しなければならない」と述べた上で、党の今後には「国政は国政の方にお任せしたい」と、都知事の職務を重視する姿勢をみせた。小池代表は、世界の主要都市の首長らが集まる環境に関する国際会議に出席しており、衆院選の情勢は会議の合間に知ったという。

 (パリ・阿部伸哉、竹田佳彦)

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