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「これからがスタート」 立民、躍進に手応え

2017年10月22日 23時23分

 公示日のわずか1週間前に結党し、安倍政権への批判やリベラル系の票の受け皿として躍進した立憲民主党。東京都港区のホテルの大広間に設置した開票センターで、枝野幸男代表は「期待を頂き心から感謝したい。国民に寄り添った政治を進めるために頑張っていく。これからがスタートだ」と手応えを口にした。

 センターには100人以上の報道陣が詰め掛けた。党のイメージカラーの青いネクタイを着けた枝野代表は午後10時前、多くのフラッシュを浴びながら姿を見せ、時折、笑顔を浮かべた。

 ただ壇上のボード上で当選者名に赤い花を付ける際には硬い表情を崩さず、インタビューにも厳しい表情。躍進にも気を引き締めている様子だった。

 「上からの政治なのか、草の根からの政治なのか。今の日本にある政治の対立軸は右、左ではない。それを訴えて一定のご理解を頂いた」と支持拡大の要因を分析した。

 投票締め切り直後のインタビューでは、福山哲郎幹事長が「まっとうな政治を取り戻すという訴えに、日を追うごとに共鳴を得られた。力強い選挙戦を展開できた」と自信をのぞかせた。

 長妻昭代表代行も草の根政治を訴えたことが共感を得られたと指摘。前原誠司民進党代表が希望の党との合流を判断したことについては「良かれと思って判断されたと信じたい。政治は結果が全てで、今後いろいろな評価が下ると思う」と述べた。

 枝野代表は選挙戦を通じ「政治が国民から離れ、上から国民の暮らしを見下ろしている」などと安倍政権を批判。街頭演説に集まった多くの人からは拍手と「枝野」コールがわき起こっていた。

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