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岡田氏、非自公結集に意欲 選挙後見据え民進出身を応援行脚

2017年10月16日 紙面から

 元民進党代表の岡田克也氏が十五日、新潟県入りし、新潟1区の立憲民主前職、西村智奈美氏、4区の無所属前職、菊田真紀子氏の応援演説をした。これまでこの二人を含む民進出身の希望、立民、無所属の計十三候補を十府県で応援。「野党を一つにする接着剤になる」と、選挙後に非自公勢力を結集する意欲を見せている。

 岡田氏は、新潟4区での演説で「加計も森友も選挙で勝てば終わりにするつもりだ。許せますか」と安倍政権を批判。「菊田さんは主張を貫くため無所属を選んだ」と、希望入りを拒んだ候補の決断を評価した。

 岡田氏自身は三重3区から無所属で出馬。民進出身の二十人程度の無所属候補を相互支援するため公示後にネットワークを結成し、菊田氏らも参加している。

 希望の“失速”が表面化したことから、民進の小川敏夫参院議員会長が十二日、「民進は不滅だ」と発言し、民進党籍を残す岡田氏や野田佳彦元首相らが民進出身者と再結集するとの臆測も流れる。ただ、岡田氏は、どのような「接着剤」になるかは「選挙後に考える」としか述べていない。存在感を発揮できるかどうかは不透明だ。

 (森耕一)

◆民進「再結集」細野氏が否定

 希望の党の細野豪志元環境相は十五日のフジテレビ番組で、民進党「再結集」論が浮上していることについて「われわれは新しい党をつくって選択肢を示した。(希望から)元の民進党に戻るのはあり得ない」と述べ、再結集を否定した。

 同時に「加計、森友問題など安倍政権のおごりやゆがみは出ている。それに対してしっかりとした選択肢があることは重要だ」と述べ、希望の党として政権を追及していく考えを示した。

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