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「すぐ民進復帰ではない」 参院会長の発言受け岡田さん

2017年10月14日 紙面から

 民進党の小川敏夫参院議員会長が、希望の党などから出馬した候補者も衆院選後に民進に再結集させたい考えを述べたことについて、同党元代表の岡田克也さんは十三日夜、「選挙が終わってすぐ民進に戻ると言ったわけではない」と補足した。自身は今後も民進党員として活動する考えも強調した。

 岡田さんは四日市市で報道陣の取材に「将来は大きな固まりを目指さねば自民に対抗できない」と野党再結集の意義を改めて強調。一方で「一つの党になるわけではなく、集まり方は選挙が終わって考える」と述べた。

 自身について「私は民進の議員」と党を離れる考えがないことを強調。「民進は参議院中心の党になっており、どう活動するかは参議院の皆さんと相談する」と述べた。

 一方、前原誠司代表の希望合流の決断に、同党の参院議員らから不満の声が上がることに「トップの決断は重い」とけん制した。

 こうした動きに対し、1区の自民前職田村憲久さんは、津市での街頭演説で「われわれは政権奪還の選挙(二〇一二年)で日本を取り戻すと言ったが、小川さんは民進党を取り戻すと言ったそうだ」と皮肉った。民進が両院議員総会で希望合流を決めたにもかかわらず自分たちで決定を否定していると指摘し、「この選挙を訳が分からないようにしたのは民進だ」と批判した。

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