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22日投開票へ 党首ら論戦を激化

2017年10月10日 18時21分

 第48回衆院選は10日公示され、小選挙区と比例代表の全465議席に1180人が立候補した。「安倍1強」と呼ばれる安倍晋三首相(自民党総裁)の政権運営の是非が問われる選挙。憲法改正や消費税を争点に、与党の自民、公明両党に対し、希望の党、日本維新の会のほか、共産、立憲民主、社民各党が挑む3極対立の構図が確定した。与野党8党の党首らは22日の投開票日へ向け、論戦を激化させた。

 首相は岩手県一関市で街頭演説し、野党側の離合集散を念頭に「われわれは2012年の衆院選でスローガンではなく政策によって政権を奪還した」と強調。消費税の使途を国の借金返済から少子化対策に変更すると説明し「社会保障を全世代型に改革していく」と訴えた。

 希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は都内の演説で、首相側の対応が批判された森友、加計学園問題を踏まえ「『安倍お友だち政治』をここでやめさせよう。情報公開をしっかりやらねばならない」と主張した。同党は衆院の過半数の候補者を擁立した。小池氏は立候補しなかった。

 公明党の山口那津男代表、共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表らも各地で支持を呼び掛けた。

 前回衆院選から定数が10削減され、小選挙区は289議席、比例代表は176議席となる。立候補者数は自民党332人、希望の党235人、公明党53人、共産党243人、立憲民主党78人、日本維新の会52人、社民党21人、日本のこころ2人、諸派91人、無所属73人。午後5時に立候補の届け出が締め切られた。

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