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安倍一強政治を問う 衆院選公示、1100人超届け出

2017年10月10日 紙面から

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 第48回衆院選は10日公示され、22日の投開票に向けて12日間の選挙戦が始まった。安倍政権が成立させた安全保障関連法や「共謀罪」法、森友・加計(かけ)問題といった4年10カ月の安倍政治が問われる。改憲や消費税増税の是非も争点だ。定数465議席に、1177人が立候補を届け出た。各党首は各地で第一声を上げた。選挙戦は「自民、公明の与党」「希望の党、日本維新の会」「共産、立憲民主、社民の3党」による三極構図。与党が過半数を確保して政権を維持するか、改憲勢力が発議に必要な3分の2の議席を得るかどうかが焦点だ。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初の衆院選となる。

 小選挙区(定数289)の立候補と比例代表(同176)の名簿届け出は10日午前8時半に受け付けが始まった。締め切りは午後5時。本紙の集計では、小選挙区に933人、比例代表単独に244人の計1177人が届け出た。最終的に、前回の1191人(小選挙区959人、比例単独232人)と同程度になる見通しだ。

 自民党は小選挙区に277人、比例単独に55人の計332人を擁立。公明党は計53人が立候補した。自公で過半数にあたる233議席を上回る勢力を維持し、安倍政権の継続を目指す。

 衆院選を政権選択選挙と位置付けた希望の党は、過半数を上回る計235人を擁立。小選挙区に198人、比例単独に37人を届け出た。小池百合子代表は衆院選に立候補を届け出ていない。日本維新の会は計52人を立てた。

 共産党は、立憲民主などとの連携を重視し、前回より72人少ない計243人を擁立。立憲民主党は計78人を立てた。社民党は計21人が立候補。日本のこころは比例代表にのみ2人を擁立した。

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