希望の党代表の小池百合子東京都知事と民進党の前原誠司代表は六日、東京都千代田区の連合本部を訪問し神津里季生（りきお）会長と会談して支援を要請した。小池氏は会談後、取材に応じ「（神津氏から）これまでつながりのあった皆さんの支援をいただくという話を頂戴した。選挙戦が間近なので、前原代表も含め、連携して頑張っていきたい」と述べた。

　小池、前原両氏に続いて、立憲民主党の枝野幸男代表も神津会長と会談して支援を要請。神津氏は会談後、報道陣に「私たちが支援する推薦候補がどちらの党にいても、無所属であっても全力を挙げて支援すると伝えた」と強調。連合の推薦候補の中には希望の公認を得られなかった候補がいたことには「残念だ」と述べた。

　希望が掲げる「二〇三〇年までに原発ゼロ」の公約に対しては「本来裏付けのある工程表が必要で、これをつくる意思表示は政策の中ではっきりしてもらいたい」と注文を付けた。

　連合は五日、特定政党を支持せず、既に推薦を決めた民進党出身などの候補を個別支援すると組織決定した。比例代表については、傘下組織ごとに判断する。