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全国

希望、複数の代表を容認

2017年10月2日 紙面から

 希望の党の規約案全文が判明した。代表の任期は二期六年までで「一名以上」と規定し、複数の代表を容認。今回の衆院選で小池百合子代表が国政復帰するなら、代表は小池氏一人のままでもよい一方、都知事にとどまった場合には、国会議員からも選べる両にらみの制度といえる。

 役員として代表を補佐する「ガバナンス長」を設けた。組織や議員らの法令順守の徹底を図り、倫理面などの規律維持の役割も担う。国政選挙に出ようとして入党する場合にも、まずガバナンス長に申し出る。

 最高意思決定機関は両院議員総会。党役員会が総会に議案を提出する。役員として幹事長、政調会長、国対委員長らを置く。

 代表は結党時を除き、党所属国会議員による選挙で選ぶ。複数置く場合は「各代表が党を代表する」と明記。「国会議員以外の者を就かせることができる」とも記した。

 ガバナンス長について「コンプライアンス(法令順守)およびガバナンス(組織統治)の構築を統括」とした。幹事長ら他の役員とは異なり、国会議員でなくても就任できる。

主な政党の公約

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