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希望、200人規模擁立へ 枝野氏らリベラル新党検討

2017年10月2日 紙面から

 希望の党は、衆院選に二百人規模の公認候補を擁立する方向で調整に入った。半数以上は民進党出身者が占めるとみられる。関係者が一日明らかにした。一方、希望側の選別方針に反発する枝野幸男代表代行をはじめ、民進党リベラル系の前衆院議員らは新党も含め対応を検討。二日にも結論を出す意向だ。合流と排除で揺れた公認問題は近く決着する見通しとなった。

 希望が民進出身者の公認に関し「全員参加」を認めない方針を表明、公認調整は難航したが、関係者によると、希望側が軟化。二日に詰めの協議を行い、一次公認の総数や民進出身者を何人とするかについて最終調整する。同日中にも発表する。

 民進党の玄葉光一郎総合選挙対策本部長代行は一日、希望の若狭勝前衆院議員や細野豪志元環境相と公認を巡り国会内で協議した。玄葉氏は希望の一次公認に、合流する民進党出身者が含まれるとの認識を示した。民進党執行部は合流を望む前議員らに対し、二日午後四時までに意思表明するよう連絡を始めた。

 民進党の前原誠司代表は一日夕、枝野氏と党本部で会談。党出身者の公認を巡る現状を説明した。枝野氏は会談後「何人かに相談、報告する」と述べた。無所属での立候補はあり得るかとの質問に「選択肢はいろいろなものがある」とした。枝野氏と連携する前議員は「希望と組むつもりは毛頭なく、最終決断を急がねばならない」と語った。

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