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政権打倒へ「どんな手段も」 前原氏、野党連携を模索

2017年9月27日 紙面から

 民進党の前原誠司代表は二十六日、党常任幹事会で「国連で北朝鮮への制裁決議をしたのに国会では非難決議を逃げ、冒頭解散する。まさに身勝手な解散で、どんな手段を使ってでも安倍政権を終わらせる」と語った。衆院選での野党連携の在り方について「そう遠くない時期に判断したい」と説明。党内には、自由党との合併を進めるべきだとする声も上がっている。

 民進党の常任幹事会では「野党連携を急ぐべきだ」との意見も出た。中堅議員も二十六日に「自由党、社民党も含め、合流が望まれている」と語った。別の議員は「自由党だけでなく、希望の党とも協力していくべきだ」と語った。

 前原氏は野党が一体となって与党と争うための方策を模索し、自由党の小沢一郎代表と会談を重ねている。周辺には「小池氏ともコミュニケーションをとっている」と語り、希望の党との連携に前向きな考えを示している。

 小沢氏も二十五日の記者会見で「なんとかして野党が一体となり、安倍政権と戦う形にしたい」と強調。「民進党と自由党の合流だけではなく、すべて結集し大きな受け皿をつくらないといけない。ベストは一つの党になること。大同団結を実現したい」と語った。

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