民進党の前原誠司代表は二十四日、野党四党による衆院選小選挙区の候補者一本化について「（与野党候補の対決構図を）一対一にどう持ち込むか、さまざまな政党とやりとりをしている」と述べ、与党に対抗するため一本化に努力する考えを示した。東京都内で記者団の質問に答えた。

　大島敦幹事長もＮＨＫ番組で「与野党が一対一となる構図が望ましい。各党の判断で実現できるよう、国民の声を受け止める」と述べた。

　共産党の志位和夫委員長は京都市内で記者団に「互いに譲り合い、接戦区を中心に一対一の対決構図の選挙区を広げていく努力をする。一本化できれば相当な変化がある」として、野党共闘に積極的に取り組む意向を重ねて強調。「野党同士違う点もあるが、大いなる一致点もある。大義に立って譲り合う精神でまとめていけば希望ある結果を出せる」と語った。

　社民党の又市征治幹事長はＮＨＫ番組で、「憲法改悪反対」などで野党の意見は一致しているとした上で、野党共闘について「国民の声をどう実現するかという立場で共闘しようということだから、何も違和感はない」との考えを表明した。