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臨時国会、28日召集を閣議決定

2017年9月23日 紙面から

 政府は二十二日、持ち回り閣議で、臨時国会を二十八日に召集することを決めた。これに先立ち、菅義偉官房長官は衆参両院の議院運営委員会理事会で、召集を伝達した。安倍晋三首相は所信表明演説をせず、臨時国会冒頭で衆院を解散する意向を固めている。民進、共産両党など野党は冒頭解散に反発し、「国会の議論から逃げるための解散だ」と、安倍政権を批判した。

 自民党の二階俊博幹事長は党総務会で、二十五日午後に臨時役員会、自公党首会談、首相記者会見が開かれると報告した。会見で首相は衆院解散の考えを表明する。

 民進党の議運委理事は、抗議の意思を示すため二十二日の理事会を欠席した。松野頼久国対委員長は国会内で記者団に「国会をないがしろにしている。加計(かけ)学園や森友学園問題を封殺するための解散だ」と述べた。

 菅氏は会見で、北朝鮮情勢が緊迫する中での解散への批判に関し「政府そのものが解散するわけではない。国家安全保障会議(NSC)をはじめ、防衛省などがしっかり対応する」と強調した。

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