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豊田氏、会見で暴行問題謝罪 次期衆院選に意欲

2017年9月19日 紙面から

 秘書への暴言や暴行を報じられ自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=が十八日、支援者らとの会合後に埼玉県新座市内で記者会見し「お騒がせし本当に申し訳ありません」と謝罪し、深々と頭を下げた。暴行については「捜査中なので詳細は言えないが、私が大変な乱暴をして大けがをさせたことは決してない」と述べた。一連の報道後、記者会見するのは初めて。

 今後の議員活動に関して問われると「おしかりをいただきながら猛省して身を粉にして働くことで責任を果たしたい」とした上で、次期衆院選は「出させていただく方向でがんばりたい」と、出馬に意欲を示した。

 暴言は認めたが、秘書にミスをされパニックになったのが原因として「あの異常なテンションで叱責(しっせき)したのは初めて」と釈明した。

 豊田氏は上下黒のスーツに議員バッジを着けて登場。約一時間半にわたる会見中、笑顔も見られたが、時折涙をぬぐうしぐさをしたり、「耳鳴りがする」とうずくまったりした。一連の問題を報じた週刊新潮の記者の質問を遮り、早口でまくしたてる場面もあった。

 週刊新潮の報道によると、豊田氏は五月、当時政策秘書だった男性が車を運転中に、後部座席から頭や顔を数回殴った。「はげ」「死ねば」などと暴言も吐いたという。男性が録音したとする車内でのやりとりも掲載された。

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