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富山

富山1区に青山氏 共産、擁立を発表

2017年10月6日 紙面から

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 共産党富山県委員会は四日、衆院選富山1区に、県委員で日本民主青年同盟県委員長の青山了介氏(42)=富山市秋吉、写真=を擁立すると発表した。

 青山氏は、富山南高校卒業後に秋田大鉱山学部に進学し、一九九六年に中退。二〇〇一年に同党県委員会の職員になり、〇三年から日本民主青年同盟富山県委員長を務めている。同年には富山市議選、〇七年には県議選に立候補したが、いずれも落選した。

 県庁で会見した青山氏は、「憲法を守る、暮らしを応援する政治を進めるために、市民や野党と一緒に安倍政権を打倒する政治をつくっていきたい」と意気込みを語った。1区では民進、社民、共産、自由の野党四党が先月末に候補者の一本化で基本合意したが、直後に民進党が希望の党へ合流したため、共産党は公認候補の擁立を進めてきた。 (山中正義)

今井氏、出馬見送り「希望」公認漏れで

 衆院選富山1区で希望の党の公認から漏れた元国会議員秘書で新人の今井基之氏(49)が五日、立候補を見送ると明らかにした。これにより、1区は自民前職の田畑裕明氏(44)、維新前職の吉田豊史氏(47)、共産新人の青山了介氏(42)の三つどもえの構図が固まった。

 今井氏は取材に「公認のめどが立っていない状況を鑑み、出馬をいったん見送る。捲土(けんど)重来を期し、再び立ち上がる時を目指す」と話した。1区では、希望と協力している維新の吉田氏が立候補を表明している。

 今井氏によると、吉田氏との候補者一本化への話し合いはなく、あくまで「単独での見送り」と強調。今井氏を支援してきた連合富山は、今衆院選では個別対応に委ねる方針を決めた。 (山中正義)

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