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静岡

立民2候補 比例で復活

2017年10月23日 紙面から

 立憲民主新人の青山雅幸さん(55)は比例復活での初当選を決め、午後九時ごろに選挙事務所に姿を見せた。弁護士らしく冷静に「喜びよりも、成し遂げなければならないことの多さに責任を感じている」と支援者にあいさつした。

 静岡1区では自民、希望に次ぐ三番目の票数での復活当選となったが「初陣なので幸運もあった。この幸運をむだにせず全力で取り組む」と挽回を誓った。結成されたばかりの新党だが「臆することなく自分の考えを主張していく。日本の難題に一丸となって取り組む」と決意を述べた。

 静岡7区で敗れたものの、比例復活で初当選を果たした立憲民主新人の日吉雄太さん(49)。浜松市北区の選挙事務所に集まった支援者や家族と握手し、「今の政権に不満を持つ多くの人たちの受け皿になれたと思う。支援いただいた皆さんに感謝し、気を引き締めて頑張りたい」と喜んだ。

 出身地の伊東市から公示日直前に選挙区を変更しての戦い。一日に約四十カ所の街頭で演説してきた。「社会保障の充実、原発ゼロ、憲法の改悪を認めないという三本柱に力を入れていきたい」と抱負を語った。

◆共産・島津さん涙

 比例東海ブロックで共産党の名簿二位の前職島津幸広さん(61)は、消費増税ストップなどを訴えたが、立憲民主の伸びのあおりを受けて二度目の当選はかなわなかった。「力不足で申し訳ない。ただ立民は躍進し、大きく見れば共闘の力が増えた」と語った。

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