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静岡

各党 戦い終え談話

2017年10月22日 紙面から

◆正攻法で挑んだ/愚直に信念訴え/手応え変化実感

 二十二日投開票の衆院選で、県内の主要政党は二十一日、十二日間の選挙戦を終えてのコメントを発表した。

 自民党県連の中沢公彦幹事長は「風頼みの政党に対して、われわれは地道に各所で政策を訴え、候補者と町議、市議、県議が地元密着・地域連携の政治姿勢を貫いてきた。選挙戦でも奇をてらうことなく正攻法で挑んで有権者の皆さんに語り掛けてきた」と振り返った。連立を組む公明党県本部の高田好浩幹事長は「東海ブロック三議席死守を目指し全力で戦い抜いた。政権選択の選挙で公明党の存在意義を訴え、理解を拡大できた。子育てや社会保障の充実、北朝鮮問題に対する外交力など公明党への期待感が高まっている。政権を担う党として責任を果たしていく」と発表した。

 一方、希望の党の設立メンバーとして臨んだ細野豪志衆院議員は「本日無事に戦い終えることができた。関係者、ご支援いただいた皆さまに感謝申し上げる。終盤には安倍政権と対峙(たいじ)する政党としての理解が深まり、政権を担いうる政党として期待の高まりを感じた。あとは有権者の判断を待ちたい」とコメント。同じく新党の立憲民主党公認で1区から出馬した青山雅幸氏の選対本部長を務めた牧野聖修元衆院議員は「立党間もない総選挙となったが、立憲主義を愚直に訴え信念を貫く選挙戦が展開できた。真のリベラル勢力結集に向けて枝野代表を中心に、野党再編の軸となる訴えが有権者に届けることができたと確信している」と所感を発表した。

 共産党県委員会の山村糸子委員長は「市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進で安倍政権を倒そうと正面から訴えて戦った。自民党支持者からも『安倍政治はあまりにひどい』『今回は共産党』の声が上がるなど、変化と手応えを実感した」と発表。公認候補者を出さなかった民進党県連の岡本護幹事長は「実り多いことに期待! 小選挙区では民進党出身者を優先に、また比例では全県に『希望の党』の支援を呼び掛けてきた。地域(区)によっては大変強い支持を感じたものの全般的に分かりにくい選挙であったと思う。訴えてきたことが結果に表れるよう期待する」とコメントを出した。

主な政党の公約

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