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静岡

選ぶ秋<7> 活字読み 託す未来「あす一票」

2017年10月21日 紙面から

初めての衆院選投票を前に、選挙について話す大学生。関連の本や選挙公報が手放せない=静岡市駿河区の静岡大で

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 読書の秋に迎えた衆院選。活字離れ、政治離れといわれる若者世代は選挙戦をどう見ているだろうか。

 静岡大で声を拾うと、「自分の一票だけで政治に影響するとは思えない」「部活やバイトを犠牲にしてまで選挙には行かない」。一方で、沼田浩範さん(19)は「投票に行きます」と力強く答えてくれた。過労死や自殺のニュースが多い中、政治に働き方の改善を期待しているという。

 遠く離れた実家に住民票がある学生も多く、集まると選挙や投票方法が話題になることも。しかし、「選挙で実家まで戻ることはない」とあきらめの声が目立つ。不在者投票もできるが、請求手続きが必要で、あまり知られていない。

 手にした選挙公報には書かれていない政治課題が、一つ見えてきた。

(写真・文 立浪基博)

=終わり

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