西伊豆町選管は二十日、衆院選の期日前投票で、有権者一人に比例代表と最高裁判所裁判官国民審査で投票用紙を二回交付し、二重投票させるミスがあったと発表した。

　同日午後一時ごろ、町福祉センター期日前投票所で、八十代の女性が比例代表と国民審査のそれぞれの投票用紙に誤って何も書かずに投票した。その後、女性は再び列に並び、交付係から比例代表と国民審査の投票用紙を受け取って投じた。

　午後三時ごろ、投票所の事務主任が用紙を数えた際に発覚した。女性が投じた計四票は有効票として扱われる。町選管は「職員がしっかり確認していなかったことが原因。本人確認を徹底する」と話した。