静岡
2017年10月19日 紙面から
「民主」の扱い、どうすれば−。二十二日投開票の衆院選では、前回(二〇一四年)にあった民主党が無くなり、代わりに新党の立憲民主党が「民主党」を略称として届け出ている。開票時、比例代表で「民」「民主」「民進」と書かれた疑問票をどう扱うべきか。県内の各選挙管理委員会は頭を悩ませている。
「『民主』と『民』の判断が問題になる」と明かすのは県選管の担当者。立憲民主党のほか、自由民主党、社会民主党など複数の政党名に「民主」が含まれており、判断できない。
「民」の一文字が書かれていた場合については「一字では判断できないと思う」(静岡市清水区選管)、「対応に困ることになる」(同市駿河区選管)と困惑している。
県選管は衆院選比例代表では原則、投票先を判断できない票を分割する「案分」をしない考え。「民主」や「民」を有効票とするか無効票とするかは総務省に確認中だが「最終的には市町ごとの開票責任者の判断になる」という。
(衆院選取材班)