静岡
2017年10月17日 紙面から
投票の仕方を解説する徳増幸雄教授と受講する生徒=浜松市中区で |
通信制高校KTC中央高等学院浜松キャンパスで十六日、「十八歳選挙権について考える」をテーマに特別講義があった。選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられて初めてとなる衆院選の投票日(二十二日)を今週末に控え、高校生が地域政策に詳しい浜松学院大の徳増幸雄教授から投票の仕方などについて学んだ。
徳増教授は、今回の衆院解散の経緯や、期日前投票のやり方、衆院選と同時に行われる最高裁裁判官の国民審査などについて紹介した。インターネットを使った選挙運動の注意点も示した。
三年の鈴木紅魅(くみ)さん(18)は、二十二日に初めて投票する。「これから就職活動をするので給料が上がればいいと思う。最高裁の裁判官をやめさせられるとは知らなかった」と話した。
この日の特別講義を十七、十八歳の二、三年生四十一人が受講した。今回は、高校生の選挙への関心を高めようと同校が企画した。
(相沢紀衣)