静岡
2017年10月4日 紙面から
十日公示、二十二日投開票の衆院選静岡3区立候補予定者による公開討論会が三日夜、袋井市上山梨の月見の里学遊館で開かれた。自民党前職の宮沢博行氏(42)、民進党前職で無所属での出馬を表明している小山展弘(のぶひろ)氏(41)、希望の党公認の元職鈴木望氏(68)が出席し、テーマ別に意見を交わした。
目指すべき国家ビジョンについて、小山氏は「報徳立国日本。均衡ある社会をつくる」、宮沢氏は「ふるさとから日本をつくり直していきたい」、鈴木氏は「規制を廃し、自分の才覚を発揮できる社会」とそれぞれ持論を述べた。
消費増税について、宮沢氏が「教育予算などを手厚くするためにもやるべきだ」と賛成したのに対し、鈴木氏は「規制改革を大胆に行い、無駄を省くことに注力するべきだ」と凍結を主張。小山氏は「今はとても上げられるような環境にない。二年後の経済状況次第」とした。
討論会は、袋井、磐田、掛川の三青年会議所(JC)が主催し、約百五十人が聞き入った。
(土屋祐二)