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静岡

連合静岡が推薦決定

2017年10月1日 紙面から

◆1区福村氏 3区小山氏 6区渡辺氏

 十月二十二日投開票の衆院選に向け、民進党の支持母体である連合静岡は三十日、静岡市内で臨時の執行委員会を開き、いずれも希望の党からの出馬を希望する1区新人の福村隆氏(54)、比例東海前職で3区から出馬する小山展弘(のぶひろ)氏(41)、6区前職の渡辺周氏(55)を推薦することを決めた。衆院解散前に民進党を離党した2区新人の松尾勉氏(33)と、4区新人の田中健氏(40)の推薦は取り消す。

 仮に福村、小山、渡辺の三氏が希望の公認を得られず、無所属で出馬した場合でも支援する。八月に先行して民進党を離党し、推薦を取り消した前職の細野豪志氏(46)の5区と2、4、7、8区は自主投票と決めた。

 会見した池冨彰会長は福村、小山、渡辺各氏について「連合の方針で民進党時代に推薦を決め、希望へ公認を目指す候補者はそのまま推薦するという方針に沿った」と説明。池冨会長ら連合静岡幹部は九月二十八〜二十九日、福村、小山両氏と直接面談した際「希望の公認が取れない場合、無所属でも出馬する」との意向を確認したという。

 松尾、田中両氏の推薦取り消しについて池冨会長は「細野さんが離党した際、つながりが深い松尾さんと田中さんに意向を確認したら『民進党で頑張る』という話だった。細野さんと同じで、経緯が理解できるものではない」と話した。

 3区から出馬を予定し、「希望から公認内定の連絡を受けた」と話している元職の鈴木望氏(68)について、池冨会長は「鈴木さんから推薦願が出ていない。仮に出されても重複推薦はしない」と説明した。

 連合静岡は二〇一四年の前回衆院選で県内全選挙区の候補者に推薦を出したが一転、今回は三人の推薦にとどまる。池冨会長は「連合静岡二十万人のうち、直接三人に投票できるものは限られる。中部は1区、西部は3区、東部は6区を全力で応援する」と言い聞かせるように話した。

(衆院選取材班)

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