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静岡

県内の前議員が解散ネーミング

2017年9月29日 紙面から

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 今回の衆院解散を名付けると? 短期決戦に臨む静岡県内の前衆院議員に聞くと、さまざまな答えが返ってきた。

 「国会で答弁したくない解散」と名付けたのは、渡辺周さん(6区)。野党から森友・加計問題の追及が続く中、安倍晋三首相が臨時国会の冒頭で審議もなく解散したことを皮肉った。「野党から質問攻めにあうのが嫌だったのでは」と語った。

 「憲法違反疑惑隠し解散」とした共産党の島津幸広さん(比例東海)は「憲法に基づき、臨時国会の開会を求めたにもかかわらず、放置された。国会で十分審議した上で信を問うのが筋だ」と憤った。

 新党「希望の党」の設立メンバーとして選挙戦に臨む細野豪志さん(5区)は「ネーミングは得意ではない」とし、「政権交代の選挙」と強調。「安倍政権は虚を突いて解散したつもりだったと思うが、極めて大きなチャンスを与えられた」と意気込んだ。

 一方、自民党選対委員長の塩谷立さん(8区)は「責任ある政権選択解散」と名付けた。「責任ある政策を示す政権を選んでもらいたい」と、新党への対抗心をのぞかせた。

 他の自民前職からは安倍晋三首相が名付けた「国難突破解散」や、公約にならったものが続いた。城内実さん(7区)は「北朝鮮情勢が緊迫化している中、自民・公明の外交安全保障政策がいいか、それとも野党に任せていいのかを問う」。望月義夫さん(4区)は「百年先を見据えた全世代型の社会保障制度を訴えていかなくては」と話した。

主な政党の公約

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