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静岡

松尾、田中氏が新党合流 民進党県連に離党届

2017年9月27日 紙面から

 次期衆院選に民進党公認で出馬を予定していた静岡2区の元環境省職員、松尾勉氏(33)と同4区の元東京都議、田中健氏(40)が二十六日、静岡県庁で、同党県連幹事長の岡本護県議に離党届を提出した。小池百合子東京都知事が立ち上げを表明した新党「希望の党」へ合流する。両氏はかつて秘書を務め、新党の立ち上げに参加する細野豪志元環境相=静岡5区=と東京都の衆院第一議員会館で面会し、離党の報告と新党参加の意思を伝えた。

 離党届を提出後、取材に応じた松尾氏は「今の民進党では自民党に代わる受け皿となり得ない」、田中氏は「細野氏を信じ、一緒に静岡から自民とは違う選択肢を示していきたい」と決意を述べた。

 松尾、田中両氏と面会した細野氏は「厳しい判断だったと思うが、二人ともよく決断してくれた。後悔させない結果を出せるよう頑張りたい」と語った。

 八月以降、県内における民進党公認の立候補予定者の離党は三人となり、県内八小選挙区のうち半数が空白区となる。離党届を受け取った岡本幹事長は「離党は残念だ。公示までに全小選挙区で候補者の擁立を目指す」と述べたが、残された時間は少なく、空白区での擁立作業は難航が予想される。

 静岡2区では自民党現職の井林辰憲氏(41)、共産党新人の四ツ谷恵氏(64)、同4区は自民党現職の望月義夫氏(70)、共産党新人の松原聡氏(55)も立候補を予定している。

(衆院選取材班)

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