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滋賀

<3区> 小川さん、党勢低迷で無念の涙

2017年10月23日 紙面から

支持者を前に頭を下げる小川さん=草津市野村2の事務所で

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 午後八時すぎ、自民前職の当確が伝わると、草津市野村二の希望新人小川泰江さんの事務所は重苦しい空気に。支援者らは比例代表での復活当選に望みをつないで見守った。

 小川さんは午後九時ごろに事務所に姿を見せ「私の力が足りず、結果が出せず申し訳ない思いです」と涙ながらに頭を下げた。二〇一四年の衆院選に続く連敗に「三年間、応援してくれた人の期待に応えられなかった。次に続く女性のために道筋をつけたかった」と無念さをにじませた。

 組織力で劣る中、駅や商業施設の前などで集中的にアピール。「女性や働く人の目線を持った政治家を国会に」と子育て支援の充実などを公約に掲げたが、及ばなかった。

 民進から希望に移り、小池百合子代表の人気を追い風にしたいと期待感もあったが、党勢は低迷。野党候補の一本化もできず、安倍政権への批判票が分散した。終盤には「戦争に向かう動きを絶対に許してはいけない」とも盛んに訴えた。

主な政党の公約

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