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滋賀

<1区> 嘉田さん、感謝とおわび

2017年10月23日 紙面から

落選が確実になり厳しい表情の嘉田さん=大津市別保で

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 「自民前職当選確実」の報を受け、大津市内の事務所は落胆の声に包まれた。無所属新人の嘉田由紀子さんは、二人三脚で選挙を戦った民進前職の川端達夫さんと一緒に「候補者の力不足だった。感謝とおわびを申し上げる」と語った。

 引退する川端さんに請われ、大学の学長職を辞して臨んだ選挙だった。比例復活のない無所属候補。県内では依然として高い知名度のある嘉田さんだが、自民前職と互角の接戦と伝えられ、街頭では「私は選挙区しかありません。どうかご支援ください」と謙虚に頭を下げ続けた。

 二〇一四年までの二期八年の県政には自負があった。「無駄な公共工事を削り、子育て支援を手厚くした。『滋賀モデル』を国政でも実現したい」と訴えたが、自民の組織力に振り切られた。

 川端さんは「立候補の決心から一カ月と短い期間にかかわらず、勇気を持って、全力で走っていただいた。最高の候補者だった」とねぎらった。

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