滋賀
2017年10月23日 紙面から
衆院選の県内小選挙区の投票率は56・32%で、過去最低だった二〇一四年の前回選から2・53ポイント上がった。
安倍首相が「国難突破」と銘打ち解散したものの、具体的な政策論争では盛り上がりを欠き、大幅アップにはつながらなかった。台風21号の影響で終日、強い雨が降ったことも影響したとみられる。
選挙区別では、1区が55・95%、2区が55・80%、3区が54・55%、4区が58・79%だった。市町別で最も投票率が高かったのは、米原市の68・27%、最も低かったのは彦根市の50・69%だった。60%を超えたのは米原市に加え、高島市、野洲市、甲賀市、竜王町、多賀町だった。
一方、期日前投票を利用したのは二十三万四千六百八十二人で、前回比十万五千九百七十九人増えた。台風21号に備え、早めに投票した人が多かったことも要因とみられる。