滋賀
2017年10月23日 紙面から
当選確実となり、長男の修太郎君を抱き上げ笑顔の上野さん=長浜市で |
「あくまでスタートライン。さまざまな分野で結果を出したい」。四期目の当選を決めた自民前職の上野賢一郎さんは、力強く決意を示した。
午後八時の開票と同時に、長浜市八幡中山町の事務所に当確の報が伝わると、詰め掛けた支援者たちは喜びを爆発させた。しばらくして姿を現した上野さんは、大きな拍手で迎えられ、花束を手に万感の表情を見せた。
故郷の2区からの出馬は三回目。前回選から三年近く、ほぼ毎週末地元に戻り、地域の催しなどにこまめに顔を出した。市内に二つしかなかった地域の後援会組織は、選挙区全域の二十七に拡大。着実に組織力を高め、四百近い推薦を企業や団体から取り付けた。
財務副大臣として迎えた今回の選挙戦。序盤から優勢が伝えられる中、「厳しい戦いだ」と陣営を引き締め、政策と実績を訴え続けた。上野さんは「課題を前に進めるのが政治の責任。信頼を裏切ることがないよう、謙虚に頑張る」と誓った。