滋賀
2017年10月3日 紙面から
共産、社民党と市民団体「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」などは二日、県庁で会見し、県内四選挙区の「統一候補」を正式に発表した。共通の政策を掲げ、組織同士が連携して支援する。
1区に社民新人の小坂淑子氏、2区に無所属新人の対月慈照氏、3区に共産新人の石堂淳士氏、4区に共産新人の西沢耕一氏がそれぞれ立候補する。
政策協定も結び、命と平和を守る政治の実現や貧困と格差の是正などを掲げた。野党共闘に民進党が加わる前提での配慮から、これまで言及してこなかった原発政策については「再稼働を認めず、早期に廃炉実現」と明確化した。
市民の会の福井雅英代表は「立憲主義や平和を提起し、対抗の旗を立てることができた」と評価。共産党県委員会の石黒良治委員長は「共闘を非常に喜んでいる。全員が国会に行けるよう頑張りたい」と述べた。
(高田みのり)