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滋賀

嘉田氏も無所属出馬へ 1区「希望」から方針転換

2017年10月3日 紙面から

 前滋賀県知事の嘉田由紀子氏が二日、大津市内で会見し、衆院選に滋賀1区から無所属で立候補すると正式に表明した。出馬動機を「横暴な安倍政権を終わらせるため」と強調。「比例の投票先は希望の党を呼び掛ける」と述べ、希望と協力していく考えを示した。

 嘉田氏は当初、希望への公認申請を検討したが、民進党の前原誠司代表から「党首経験者は公認を受けられない」との見通しを示され、無所属出馬を決めた。嘉田氏は県知事だった二〇一二年の衆院選前に国政政党「日本未来の党」を旗揚げし、代表に就いていた。

 希望の小池百合子代表については「自身も党首と知事の『二足のわらじ』の批判を受けた立場。女性政治家として成果を上げてほしい」と語った。一方、改憲や安全保障関連法などについては希望との姿勢の違いが指摘されているが「現実の実務として対応する」と述べるにとどめた。立憲民主党の設立を表明した枝野幸男氏側からの誘いを「断った」とも明かした。

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