滋賀
2017年9月30日 紙面から
民進党県連の田島一成代表は二十九日夜、大津市の県連事務所で会見し、衆院選滋賀2区、3区、4区の立候補予定者に内定していた三人が離党し、小池百合子東京都知事率いる「希望の党」へ公認申請すると正式に発表した。同日の緊急幹事会で了承された。
田島代表によると、2区の田島代表、3区の元守山市議の小川泰江氏、4区の元参院議員の徳永久志氏が離党する。地方議員は民進党にとどまり、衆院選と同じ十月二十二日に投開票される五市の市議選の公認、推薦も継続する。
1区については「候補者はしかるべきタイミングでお知らせするが、同様に希望の党の公認を申請したい」と述べた。
田島代表は「全員一致で行動したい」と強調したが、三人のいずれかが公認に漏れた場合の対応は「予断を持っていない」と述べるにとどめた。希望の公認に漏れた場合は「無所属で出るほかない」と説明した。
小池氏は、安保法への賛成などを条件にしていると伝えられているが、田島代表は「報道以外に詳細に承知していない。交渉は前原代表に一任している」とかわした。
(角雄記)