希望前職の井出庸生さんは、他候補を振り切って連勝を決めた。

　佐久市内のホテルに当選確実の一報が入ると、支持者から大きな拍手が湧き起こった。

　笑顔で現れた井出さんは「『とにかく頑張れ』と自分を信じてくれた。そんな輪が広がり勝てた」と感謝した。

　前回選で次点だった寺島義幸さんが４区に転出し、八月に亡くなった羽田孜元首相の地盤を引き継いだ寺島さんらの後援会「千曲会」の推薦を得た。

　街頭演説やミニ集会を地道に重ね、安定した戦いぶりを見せた。

　三期目に向け「希望への厳しい意見を真摯（しんし）に受け止めることから始める。行政改革や脱原発を実現に近づける」と意気込んだ。