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長野

5選挙区の18候補、声の限り支援訴え 22日に投開票

2017年10月22日 紙面から

 衆院選は二十一日、選挙戦の最終日を迎えた。投開票の二十二日を控え、県内五つの選挙区に立候補した計十八人は、有権者の支持を取り込もうと「最後の訴え」に声をからした。 

 ある自民前職は選挙区内を縦断。支援者を見掛けると選挙カーを下り駆け寄った。雨の中で演説し「北朝鮮のミサイル、核開発を阻止できるのは現政権」と強調。「人口減社会の中、この地域を新たな日本の姿のモデルにしたい」と訴えた。

 ある希望元職は駅などで、地域経済の底支えの必要性などを訴え。「最後のお願いです。地域のため死に物狂いで働きます」と深々と頭を下げた。商店街を一時間近くかけて練り歩き、有権者に握手をしながら支持を求めた。

 別の商店街でマイクを握った共産新人は「安倍政治をここでストップしたい。憲法ができた後、平和国家として歩んできた日本は今、本当に岐路にある」と訴えた。聴衆を見つけると笑顔で駆け寄り、手を握ったり、頭を下げたりした。

 「厳しい選挙戦。皆さんの力が必要です」。維新新人は約四十カ所の街頭に立った。駅前では選挙カーから飛び降り、通行人らに深々と頭を下げて「優遇、厚遇された政治家の身分をまず引き下げる力、勢力を下さい」と訴えた。

 社民新人も精力的に回った。野党共闘を求めてきた市民団体メンバーも遊説に付き添い「政治を変えよう」と声援を送った。街頭演説では「安倍政治に歯止めをかける候補を一人でも多く、国会に送ってください」と気迫を込めて呼び掛けた。

 無所属前職は郊外で、元参院議員らと締めくくりの個人演説会を開いた。約百人を前に「現政権のもとで国の役人が安倍首相を忖度(そんたく)するようになり、森友・加計学園問題が起こった。退いてもらうしかない」と力を込めて訴えた。

(衆院選取材班)

 

 

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