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長野

陣営最後の追い込み 22日に投開票、台風の影響懸念

2017年10月21日 紙面から

 衆院選は二十二日、投開票される。県内五つの小選挙区には計十八人が立候補。自公、希望と維新、野党共闘の三つどもえの戦いになっている選挙区が多く、各陣営が最後の追い込みを図っている。投票率も勝敗に響くとみられるが、投票日は台風21号の影響で天気が荒れ模様の予想で、影響が懸念される。

 小選挙区の候補者の党派別内訳は自民五、希望四、共産二、維新二、社民一、諸派二、無所属二。民進党から出馬予定だった五人のうち四人が希望に合流し、共産、社民、無所属の計五人は相互支援の共闘態勢を取った。

 衆院選の県内選挙区の投票率は二〇〇九年に75・67%を記録して以降、低下を続け、一四年の前回選は戦後最低の55・48%だった。定数減による激戦で注目区となった昨年の参院選は、全国の都道府県でトップの62・86%と盛り返した。

 1区のある陣営は「選挙の熱気は高まっている。投票率は60%前後に回復しそう」と期待を込めるが、3区の陣営は「台風の接近など不確定要素が多い。前回並みにとどまるのでは」と気をもむ。

 長野地方気象台によると、台風21号は二十三日午前中に県内に最接近する見通しで、早いところでは二十二日から土砂災害や河川の増水などに警戒が必要としている。

 二十日は飯山市選管と飯山高校の三年生ら十二人が「いつ投票に行くの 今でしょ」と書かれたのぼり旗を掲げ、商業施設二カ所で投票を呼び掛けた。

 (衆院選取材班)

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